子供の美容整形は有りか無しか
美容整形といえば、顔や体にコンプレックスを抱えた人が行う美容医療です。そこに年齢の定義というものは存在しませんが、一般的に美容整形を受けるのは若くても20代前半だというのが普通でしたが、最近では10歳にも満たない少女に整形をさせる親というのも急増してきているようです。日本でも、毛深いことを気にしてプールの授業が憂鬱だという子供に脱毛を受けさせる親も存在しますが、アメリカでは自分の娘をスターにするために7歳のうちからボトックス注射やヒアルロン酸、果ては眉やアイラインのタトゥーまで施すようにしているようです。自分の娘に美容整形を施す母親は、その子供を将来を見据えた第一選択だと信じて疑ってないようですが、実際7歳の少女にヒアルロン酸やボトックス注射を施してくれる医師などなかなか存在しません。
そこで母親が考えたのは、ヒアルロン酸やボトックス注射の薬剤を個人輸入して娘に注射することです。信じられないことに、イギリスにもアメリカにも、自身の体に美容整形を施すことを禁止する法律というのは自己責任によるものなので存在せず、母親はボトックスキットと注射器やその他薬剤などで日本円で5万5000円ほどの商品を購入し、さらに今度は娘のリップラインにもタトゥーを施す予定でいるようです。大人だけでなく、子供も自分の体にコンプレックスを感じてそれがいじめの対象となるケースはないわけではありませんが、子供の将来を決めるのは子供自身であり、親ではないということをこの母親がわかるようになる日が来ることを望むばかりです。
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