子供の美容整形はアリかナシか
タレントやモデルだけでなく、美容整形は今や普通の一般人が施術を行うのも当たり前の時代になってきています。それ以外に、最近では子供に美容整形を受けさせる親も増えてきていることをご存知でしょうか。子供の整形といえば、逆さまつげの改善などいわば日常生活の支障をきたす場合に行うものでした。そして、たとえば一重をぱっちり二重にしたいからと施術を受けたいとするのも中学生や高校生など10代後半の少女たちが主流でしたが、最近は10代になるかならないか位の小学生までと、事情はまた変わってきているようです。
最近の小学生は、大人とほとんど変わらずメイクやネイルなどのお洒落に執心している子が多く、そういった雑誌も増えてお洒落をすることがモデルや芸能人などの登竜門として熱心に研究している子も少なくありません。その考えが助長して整形を考えても、親に「何馬鹿なこと言ってるの」と叱咤されるのが普通でしたが、最近では子供にはそんな気がなくても親が進んで美容整形を受けさせるケースも増えてきているようです。タレントやモデルにしたいから少しでも可愛くさせるためという理由から、いじめの対象にならないように、学生時代は可愛いことが何よりの勲章だから、あるいは自分も若い時に受けといて良かったからなど、理由は様々です。エステサロンや美容クリニックの方でも、小学生や未就学児を対象としたプランやコースなども充実しているのも、それだけ子供に美容整形を良しと考える親が多いということが背景なのでしょう。
確かに、子供のうちからコンプレックスを気にすることなく過ごせるのは幸せなことかもしれません。しかし、子供はまだ成長期であるため、後々リスクや副作用などが出てこないかという心配もありますし、本人がそういったことを理解している上で受けているのかということも疑問です。親の愛情かあるいはエゴなのか、こういった問題はまだまだ浮上しそうです。
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